〈患者〉 30代女性 
 〈お悩み〉 肩・首のこり、頭痛 
 〈検査〉 歪み検査、整形外科的検査 
 〈経過と施術内容〉 デスクワークを1日8時間。特に夕方になると症状が悪化し、仕事終わりには強い疲労感を感じる。右肩の違和感が顕著で、首を動かすと張りを感じることが多い。 数年前から肩こりを自覚していたが、業務量の増加により症状が悪化。最近では頭痛を伴うことが増え、集中力の低下を自覚している。 猫背傾向にあり、頭部前方位が顕著であった。デスクワーク時の姿勢を確認したところ、肩が前方に入り、背中が丸くなりやすい状態であることがわかった。 僧帽筋上部、肩甲挙筋、菱形筋に強い筋緊張を認めた。特に右肩甲骨内側の圧痛が顕著であった。 頸部の回旋および側屈時に可動域制限がみられ、特に右側で動きの制限が強かった。 ジャクソンテスト(ー)スパーリングテスト(ー) 施術は、首肩肩甲骨周りの矯正と姿勢矯正をした。さらに姿勢を維持するためのインナートレーニングも行った。 1回目の施術後、肩と首の動かしやすさと可動域の改善がみられた。その後、週1回の施術を3回継続し、肩こりや頭痛の頻度が減少。インナートレーニングを継続したことで、日常生活での姿勢が改善され、デスクワーク中の負担が軽減された。姿勢の維持ができるよう今後も週1回で矯正治療とインナートレーニングをやっていく。