〈患者〉
・30代 女性
〈お悩み〉
・頭痛
〈検査〉
・ゆがみ検査
・インナー検査
〈経過と施術内容〉
約6ヶ月前から続く慢性的な頭痛を訴えて来院。特に夕方にかけて症状が悪化し、仕事に支障をきたすことが多い。痛みは前頭部から側頭部にかけて感じられ、時折首や肩のこりも伴う。学生時代から偏頭痛の既往あり、事務職でストレスフルな職場環境により、ここ数年で症状が悪化。眼精疲労もある。以前病院に行き、医師の診断では緊張型頭痛と診断され、鎮痛剤の処方を受けるが、効果があまり続かなかったとのこと。
ゆがみの検査で骨盤の前傾からくる猫背がみられ、上部僧帽筋、肩甲挙筋の過緊張が顕著。インナー検査では姿勢を支えるインナーマッスルが弱く、骨盤が前傾していると思われる。
初回では姿勢の矯正を行い骨盤の前傾と頚部の緊張をとり、インナーマッスルのトレーニングで支えを作る。初回で姿勢の改善は見られるが持続性がないので、週2回で1ヶ月継続して来院いただく。
1ヶ月経過したころ、頭痛の頻度が減り仕事中も楽になってきたが長時間座りっぱなしだと頭痛が酷くなることがあるそうで、鍼灸治療を併用し治療効果の持続を図る。
2ヶ月目からは長時間座っても頭痛が出なくなってきており、鍼灸もご自身に合っていると思うとのことで、来院頻度を週1回にし、矯正とインナーマッスルのトレーニングと鍼灸を行う。